舞台見てきました。

  • 2013.05.23 Thursday
  • 18:17
 舞台『ストレンジ・フルーツ』を見てきました!
以下ネタバレ有りの、だいぶ愛が偏った感想です。
(一番核のネタバレ有りなので観に行く方は気を付けて!)
 『ストレンジ・フルーツ』見てきました!
増田さんが悪い男を演じると聞いてて、どんな話かとワクワクしていたんですが、それ以上に舞台としてとても面白かったというか満足度の高い作品でした!

1年間、外部との連絡接触を絶った状態で今までにない芸術作品を作る、という”アートスクールプロジェクト”に参加した若手アーティストたち。最終的に一番良い作品を作った人には賞金一億が送られる…しかしそこは夢と希望に満ち溢れた場所ではなく、品評会をパスできなければ容赦なく追放されるという、いわば弱肉強食の世界。閉ざされた空間で徐々に神経をすり減らしていく参加者たち…しかしそれはある目的のための過程でしかなかった。アートスクールプロジェクトは、最初からたった一つの目的のために行われたのだ。究極のアート作品『ストレンジ・フルーツ』を作るための…。


…というわけでアートがテーマになってる舞台だったのですが、舞台演出なんかもとてもアーティスティックで舞台の世界に引き込まれるようでした。音と映像と俳優の演技と、とても迫力がありました。
特に増田さん演じる千葉は大変…良かった…!あの子の演技は、舞台の方が向いてると思うんです間の取り方とか声の出し方が舞台向き。…んで、舞台は時系列をさかのぼっていく形で展開するんですけど、だからスタートからもうみんなが病んでいる状態なんですね。
プロジェクトで最後まで残ったのは千葉一人。なぜ千葉だけが残ったのか。それは、千葉の心が壊れてしまったから。ひどい人間になろうと、悪魔に魂を売ろうと、自分が決めたから。でもその決意は、千葉が愛したカナの望みをかなえるためであって、そのカナの望みこそ、千葉の手で『ストレンジ・フルーツ』という作品になることだったわけです。『ストレンジ・フルーツ』…人間の心臓を果実に見立てた究極のアート作品。

本当は優しい人で、だからこそ大好きな人の望みをかなえるために悪魔になることを決心した千葉という人間は、ただの悪い人じゃなくて、深い愛ゆえに自分の心すら壊してしまった。心を壊さなければ、愛する人の心臓を切り開くことなんてできないから。薄刃のナイフのような危うさと鋭さと狂気を抱え、でもその芯には愛があるという難しいキャラクターを見事に演じてたと思います。…贔屓目を差し引いても!
舞台が進むにつれ、もとの優しい千葉になるわけですが、好みとしては病んでる千葉の方が好きです…狂気を抱えた人間ってなんだか魅力的ですよね。そして妙に色気がある。増田さん本当は悪い男なのかもしれない(笑)でも増田さんって、普段からどう見られてるかを考えている人だから、変に本人のキャラに近いよりも離れている方が役にはまるのかもしれない…。
願わくばもう一度見たいんですが、チケット取れなかったからなーせめてDVD出してくれたらいいんだけど…出ないかな…(泣)この舞台は見れば見るほど発見がある舞台だと思います。他のキャラクターたちの心の動きとかも、もう一度見たらきっともっと違う見方ができるはず。
そしてこの舞台を見てて最近思ってたことを再確認しました。”心温まる話”ばっかりって面白くないな!(笑)いや、心温まる話はそれはそれでとてもいいんですけど、最近そういうのがすごく多いなーと思っててね…なんかすごく…上っ面感…モゴモゴモゴ。
人間だれしも闇の部分に惹かれるってあると思うんですよ。だってこのストレンジ・フルーツだって、人間の胸を開いて心臓を開いて、人間の死体を、アート作品にする。死を超越した”美”へと昇華させる。…って言われてなんとなく想像できちゃうでしょう?その時点で善悪は置いといて、それはたぶん”あり”なんだと思うわけです。


で、舞台は大変面白かったしすごくこの世界観に引き込まれたんですけど、見てるうちの脳みそ1割くらいは全然別のこと考えてるよね。今回関の関係で7割くらい千葉の背中を眺めている席だったんですが、ああ増田さん痩せたなぁ体絞ったんだなぁとか、肩甲骨綺麗に出てるなぁとか、ジャケット着た時の肋骨周りのライン好きだなぁとか(これよく言ってる)手も好きだわーとか…でも一番印象に残ってるというか気になって仕方なかったのは、あれパンツ見えてる…っていう…。ズボンを腰で穿いてたからちら見えで、インナーかなぁとも思ったんですけど、座り込んでひざ抱えてるシーンでもう…腰というか尻で…ということはやっぱりパンツ…!もっと!ズボン!あげて!ってなってたら、帰り道で後ろの二人連れの女の子も「あれパンツ?パンツだよね?」って話してるのが聞こえてやっぱり気になるよねって思いました(笑)ということで結論としては増田さんはパンツもおしゃれでした。

あーDVDー!
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